【クール配送】シモン・ビーズ サヴィニー・レ・ボーヌ 1er レ・マルコネ [2017]750ml (赤ワイン)
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商品説明
【2023年蔵出しバックヴィンテージ】
特級畑にも匹敵すると言われる秀逸な1級畑。長期熟成に適した成熟感ある味わい。
1880年創業のサヴィニーの名門。サヴィニー・レ・ボーヌという比較的マイナーなアペラシオンにあって、驚くほど緻密で繊細なワインを生み出すドメーヌ・シモン・ビーズ。1972年にドメーヌを引き継いだのが、3代目シモンの息子、パトリックです。彼はドメーヌの名声をさらに高めると同時に、ブドウ畑を大きく拡張。1995年にラトリシエール・シャンベルタン、1997年にコルトン・シャルルマーニュと、赤白ふたつのグラン・クリュを手に入れることに成功し、ドメーヌの総面積は22ヘクタールに達しました。
そして1998年、パトリックは日本人女性の千砂さんと結婚。長男ユーゴ、長女ナスカというふたりの子どもにも恵まれたものの、2013年10月、61歳の若さで他界。以後、ドメーヌの舵取りは千砂さんと、パトリックの妹で、ヴォーヌ・ロマネのドメーヌ・ジャン・グリヴォに嫁いだマリエルに委ねられています。これまでの伝統を守りつつも、新たな試みにも挑戦し、今後さらなる飛躍を目指しワイン造りに取り組んでいます。
「サヴィニー・レ・ボーヌ 1er レ・マルコネ」は、最もボーヌ寄りの1級畑であり、ボーヌの同名畑とは高速道路を挟んで隣り合う。軽い砂質の土壌のため、非常にフレグラントな香りが特徴的。味わいも軽妙で小気味よく、滑らかな喉越し。
■テクニカル情報■
醸造・栽培、除梗の割合:無除梗、発酵(樽/タンク):木製発酵槽、発酵温度:最高30度、発酵期間:10日間、使用酵母:天然酵母、熟成(樽【新樽率】/タンク):0%、熟成期間:12〜15ヵ月、マロラクティック発酵の有無:する(自発的に)、瓶詰め時のフィルターの有無:無清澄、無ろ過、所有面積:0.60ha、土壌:砂質の深い土壌、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、ぶどうの仕立て:ギュイヨ・サンプル、平均樹齢:1973年に植樹、密植度:1000本/ha、平均年間生産量(本数):3000本、収穫量:35〜40hl/ha、収穫方法:手摘み、農法:リュット・レゾネ、BIO認証団体:なし
SIMON BIZE SAVIGNY LES BEAUNE 1ER CRU LES MARCONNETS
シモン・ビーズ サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ レ・マルコネ
生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ サヴィニー・レ・ボーヌ
原産地呼称:AOC. SAVIGNY LES BEAUNE
ぶどう品種:ピノ・ノワール 100%
アルコール度数:13%
味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ
ワインアドヴォケイト:(90-92) ポイント
RP (90-92) Reviewed by:William Kelley
The 2017 Savigny-les-Beaune 1er Cru Les Marconnets is also showing well, bursting with aromas of sweet spices, orange rind, red berries, rose petal and dark chocolate. On the palate, the wine is medium to full-bodied, ample and velvety, with juicy acids, lovely purity and an attractive sense of completeness.
VINOUS:(90-92) ポイント
(90-92)pts Drinking Window 2020 - 2031 From: 2017 Burgundy: A Modern Classic (Jan 2019)
The 2017 Savigny-les-Beaune Les Marconnets 1er Cru has more fruit intensity on the nose compared to the Les Fournaux, offering ample blackberry, briar and pressed flower aromas. The palate is medium-bodied with a spicy, white pepper entry. Subtle hickory notes envelop the finish, which shows fine depth. There is real character to this Premier Cru, and a bit of gutsiness. - By Neal Martin on October 2018
SIMON BIZE / シモン・ビーズ 酸とミネラルを基調としたエレガントなワインへのこだわり サヴィニー・レ・ボーヌという比較的マイナーなアペラシオンにあって、驚くほど緻密で繊細なワインを生み出すドメーヌ・シモン・ビーズ。ドメーヌの創設は1880年。 初代シモン・ビーズがわずかばかりのブドウ畑を耕作して始めた。1950年に孫の3代目シモンがドメーヌを継承すると、ブドウ栽培のみならず、醸造家としての才能にも恵まれた彼は、戦後の経済復興もままならぬ中でドメーヌ元詰めを決意。ドメーヌ・シモン・ビーズのワインは高く評価され、レストランのシェフやソムリエ、さらにワイン愛好家の間で広まっていったという。 そして1972年にドメーヌを引き継いだのが、3代目シモンの息子、パトリックである。彼はドメーヌの名声をさらに高めると同時に、ブドウ畑を大きく拡張。1995年にラトリシエール・シャンベルタン、1997年にコルトン・シャルルマーニュと、赤白ふたつのグラン・クリュを手に入れることに成功し、ドメーヌの総面積は22ヘクタールに達した。 ドメーヌでは2008年から、千砂さんの進言によりビオディナミ農法を採用。子育ての過程でシュタイナー教育に興味をもった千砂さんが、シュタイナーの理論が農業とも結びついていることを知り、アンヌ・クロード・ルフレーヴによるビオディナミの勉強会に出席したのがきっかけ。パトリックに相談すると、「セルパンティエールなら試してもいい」と言われたという。 当時、セルパンティエールの畑はウィルスに冒されており、引き抜くしかなかったが、ビオディナミを実践すると畑の様子が徐々に変わってきた。ワインの質は始めてすぐに変わったという。 ワイン造りは今も昔も変わらない。白ワインは収穫後、ブドウをただちに圧搾し、12時間のデブルバージュ。小樽に移して発酵。クリマに応じて6〜12ヶ月の樽熟成を行う。新樽率は15〜30%と比較的少なめで、古い樽は5年ものまで使用する。バトナージュは機械的には行わず、各樽の状態を見て判断するという。 赤ワインの醸造も古典的。基本は100%全房である。近年の例外は成熟の難しい区画のブドウを除梗した2007年と、大雨や雹に祟られ完全除梗を決断した2013年。発酵には木桶を使い、柔らかな抽出のためピジャージュは足。その後、樽に移すが新樽率はきわめて低く、まったく新樽を使わないキュヴェも多い。収穫翌年の1月から3月にかけてすべてのワインを瓶詰めする。 シモン・ビーズのワインの特徴は”端正”のひと言。白はきれいな酸味が基調でミネラルに富み、赤はしなやかながらストラクチャーはしっかりしてる。いわゆる過剰なところがないのがこのドメーヌの特徴であり、料理と合わせるとじつにおいしく、その値ごろ感からもレストラン向けのワインといえるだろう。 2014年は買いブドウながら、千砂さんが欲しい欲しいと言い続けてきたコルトンの赤(リューディはルナルド)をとうとう醸造。「天国のパトリックからプレゼントが届いた」と千砂さんは語る。また息子のユーゴは現在、ボーヌのリセ・ヴィティコールに通い、頼もしく成長している。パトリック亡き後のドメーヌも安泰である。 |