【クール配送】ドメーヌ・ドニ・モルテ クロ・ド・ヴージョ グラン・クリュ [2020]750ml
647803954
法令により20歳未満への酒類の販売はいたしません。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
商品説明
長期熟成型の偉大なるワイン「クロ・ド・ヴージョ」!
2006年、24歳の若さでこの名高いドメーヌの運営を任されることとなった、故ドゥニ・モルテの長男アルノー・モルテ。彼は、メオ・カミュゼとドメーヌ・ルフレーヴで研修。ルフレーヴで研修したのは自身もわずかながら白ワインを手がけ、ビオディナミにも興味があったため。結果、ビオディナミの難しさを理解したという。今日、11.2haの畑はきわめてビオロジックに近く、化学肥料、殺虫剤、除草剤には頼らない栽培がとられている。
アルノーの時代になり、ワインは力強さと同時にフィネスやエレガンスを備えたものとなり、口当たりはまろやかに、喉越しはスムーズに変化しているのは確か。また、アルノーはマルサネやフィサンなどコート・ド・ニュイ北部のアペラシオンに関心を寄せ、この地域の畑を増やしており、それらのワインの品質がすこぶる高い。ジュヴレ・シャンベルタンに比べてその6割程度の価格で入手可能なマルサネやフィサンは、じつにお値打ちなワインである。
「クロ・ド・ヴージョ グラン・クリュ」は、クロの北東端。標高240mの斜面下部だが、しっかりとした凝縮感と奥深さを備え、黒い果実と甘草のスパイシーさ。それに土っぽいニュアンスが複雑に絡み合う。タンニンは緻密で堅牢なストラクチャー。長期熟成型の偉大なるワイン。
■テクニカル情報■
醸造・栽培、使用酵母:自生酵母、熟成(樽【新樽率】/タンク):オーク樽、熟成期間:18ヶ月、所有面積:32a、土壌:粘土と細かいシルト、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、ぶどうの仕立て:ギュイヨ・サンプル、平均樹齢:50年、平均年間生産量(本数):1500本、収穫方法:手摘み
DOMAINE DENIS MORTET Clos de Vougeot Grand Cru
ドメーヌ・ドニ・モルテ クロ・ド・ヴージョ グラン・クリュ
生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ヴージョ
原産地呼称:AOC. CLOS DE VOUGEOT
ぶどう品種:ピノ・ノワール 100%
アルコール度数:13.5%
味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ
ジャスパー・モリスMW:96-98 ポイント ★★★★★
50% new wood and 50% whole bunch. This has a really fine elegant bouquet for Clos Vougeot, not the only one this year, but an outstanding example. Builds beautifully on the palate, this has really great potential. The fruit goes on and on. Such class while keeping all the structure. Not happy to have had to spit this out. Finish still with me minutes later.
VINOUS:(94-96) ポイント
(94-96)pts Drinking Window 2027 - 2055 From: Dance the Quickstep: Burgundy 2020 (Dec 2021)
The 2020 Clos de Vougeot Grand Cru, matured with 50% whole bunch and 20% new oak, from parcels just below Ch?teau de la Tour on more gravelly soils. This has a broody bouquet, more bashful and closed at the moment, compared to Mortet’s other cuvees. That will open in time. The palate is medium-bodied with sappy red fruit, quite saline with a white and black pepper on the strict but quite compelling finish. Sophisticated, but it will need time. - By Neal Martin on November 2021
ワインアドヴォケイト:(93 - 95) ポイント
Rating (93 - 95) Reviewed by William Kelley Issue Date 21st Jan 2022 Source January 2022 Week 3, The Wine Advocate
The 2020 Clos de Vougeot Grand Cru mingles aromas of sweet red berries and plums with hints of exotic spices, violets, rose petals, musk and orange rind. Full-bodied, velvety and seamless, it"s deep and concentrated, with lively acids and beautifully ripe tannins, concluding with a long, peony-inflected finish.
Denis MORTET / ドニ・モルテ 父の遺志を継承しつつ さらにエレガンスを求める 2006年に暦が切り替わって間もなく、ドゥニ・モルテは自らの命を絶った。完璧主義者といわれる彼の心中に、どのような葛藤があったのか。われわれは知る由もない。その遺志を継ぐのは長男のアルノー。24歳の若さでこの名高いドメーヌの運営を任されることとなった。 専門学校を中退し、メオ・カミュゼとドメーヌ・ルフレーヴで研修。13歳の頃からすでに父の手伝いをさせられていたそうだが、2000年以降、フルタイムで働いている。 ドメーヌ・ルフレーヴで研修したのは自身もわずかながら白ワインを手がけ、ビオディナミにも興味があったため。ルフレーヴで働いた結果、ビオディナミの難しさを理解したという。今日、11.2haの畑はきわめてビオロジックに近く、化学肥料、殺虫剤、除草剤には頼らない栽培がとられている。 ドゥニ時代のドメーヌのワインは、いかにもジュヴレ・シャンベルタンらしい、強い抽出と凝縮感をもつワインであった。しかし、息子のアルノーは、抽出が強過ぎるのではないかと父の造るワインに疑問を抱き、2000年にそれを訴えて以降、ピジャージュの頻度を減らすようになったという。醸造法は、原則として完全除梗(2009年のような暑い年は半分くらい全房を含める)のうえ、低温マセレーション。発酵容器はコンクリートタンクを使う。1日1回のルモンタージュと2、3回のピジャージュ。新樽率も父の時代と変わり、以前はほぼ100%新樽熟成だったが、現在は村名ジュヴレ・シャンベルタンで60〜70%まで下げている。熟成期間は18ヶ月。 かつて5つの区画名入りジュヴレ・シャンベルタンを造っていたドゥニ・モルテだが、その後、それらをひとつにまとめた「ジュヴレ・シャンベルタン・メ・サンク・テロワール」に集約。それを今度は以下の3つのキュヴェに整理した。 アン・マトロとオー・ヴェレを中心とするノーマルの村名ジュヴレ・シャンベルタン。コンブ・デュ・デゥシュとアン・ドゥレを中心に樹齢70〜80年の古木を用いて造られる「ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ」。それに1級シャンポーに隣接した、小石の多い樹齢70年の区画、アン・シャンのみから造られる、唯一の区画名付き村名「ジュヴレ・シャンベルタン・アン・シャン」だ。 アルノーの時代になり、ワインは力強さと同時にフィネスやエレガンスを備えたものとなり、口当たりはまろやかに、喉越しはスムーズに変化しているのは確か。また、アルノーはマルサネやフィサンなどコート・ド・ニュイ北部のアペラシオンに関心を寄せ、この地域の畑を増やしており、それらのワインの品質がすこぶる高い。ジュヴレ・シャンベルタンに比べてその6割程度の価格で入手可能なマルサネやフィサンは、じつにお値打ちなワインである。 ドゥニの訃報が世界中を騒がせた直後はドメーヌの未来を悲観する声も聞かれたが、それはまったくの杞憂。アルノーのワインはすでに父ドゥニのレベルを超えている。 |