歴史が教えるマネーの理論(中古品)
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歴史が教えるマネーの理論
【ブランド名】
飯田 泰之: author;
【商品説明】
内容紹介 経済学を歴史的な事例から語る----「マネーと物価」「為替レー ト」「金融政策」を、産業革命・江戸幕府の政策・昭和恐慌などの歴史的エピ ソードでわかりやすく解説。 読むだけで理論の仕組みや考え方を理解できる。 ●本書の構成 第1部 貨幣数量説の栄光と挫折 <物価とマネーの関係> ○16世紀 価格革命 ○19世紀後半のヨーロッパ経済 ○第一次世界大戦後のハイパーインフレーション ○昭和恐慌からの回復期の物価変動 第2部 為替レートの悲劇と喜劇 <異なるマネー間の交換----為替について> ○90年代の為替レートとソロスチャート ○戦前から戦後復興期の昭和経済史 ○幕末開港期の通貨投機(江戸後期) 第3部 金融政策 <金融政策とは、結局マネーとは何なのか> ○江戸後期の貨幣と景気、経済政策 [特別対談] 佐藤雅美×飯田泰之 ○江戸時代に見る、景気と貨幣のメカニズム 年表、索引つき 内容(「BOOK」データベースより) 経済学を歴史的な事例から語る。「マネーと物価」「為替レート」「金融政策」の仕組みを価格革命・江戸幕府の政策・昭和恐慌などの歴史的エピソードでわかりやすく解説。 レビュー マネーとは何か、貨幣理論の進化を歴史的事例から読み解く 何ごともそうだが、経済にも「勘所」とでもいうべきものがいくつかある。比較優位がその1つだ。これは取引や交換といった市場経済の根幹にかかわり、経済のグローバル化を見る時にも欠かすことができない。 もう1つ挙げるとすると、マネーである。マネーのない市場経済はデンマーク王子のいないハムレットである。とはいえ、勘所というものは得てして理解が難しい。どうすれば理解は容易になるだろうか。 まず著者はマネーと物価、為替レート、そして金融政策という3つの対象に絞り込む。さすが『ダメな議論』など、論理的思考法に関心の深い著者だけあって、よく考えられた選択だ。マネーについては、時に哲学的な考察も必要となる。しかし、まず学ぶべきものはそうではない。マネーの価格とは何かを問い(それが国内的には物価であり、対外的には為替レートである)、その変化をもたらすものは何か(マネーの需要と供給)と進む手順は、マネーの問題を考えるうえでも論理と実証に基づいた経済学の標準的な道具が役に立つことを示している。 さらによいのは理論を解説するのに歴史的事例をふんだんに用いていることである。ストーリーにまとめられる時、人間の理解は飛躍的に進む。もちろん、事例に頼りすぎると一般性を損ないかねない。しかし、昭和恐慌、ドイツのハイパーインフレから、19世紀末のデフレ、果ては2700年前の中国まで、縦横無尽に語られる事例は、ある意味で人類が昔から似たような問題を扱ってきたのだという感慨を引き起こす。 全編を通じて、ある時は主役、ある時は敵役、そしてある時は狂言回し役を務めるのは貨幣数量説である。説という翻訳は昔の慣行であり、本来ならば理論と呼ぶべきものだ。 本書は一見したところ、貨幣数量説を批判したように見える。しかし、貨幣量と物価水準が比例的に変動するという素朴な貨幣数量説が歴史的事例を通じて批判を浴び修正されていく過程は、貨幣数量説が進化していく過程でもある。その進化は、マネーそのものが貴金属との裏付けをもった兌換貨幣から信用のみに基づく不換貨幣へ、また固定相場制から変動相場制へと、そして金融政策が期待を重視するものへという、市場経済の変貌と軌を一にしていたことがよくわかる。 巻末には名作経済小説『大君の通貨』の作家佐藤雅美氏との対談が置かれている。本書にふさわしく、まことに楽しい。【評者 若田部昌澄 早稲田大学政治経済学術院教授】 --「週刊エコノミスト」、2007/10/09 少数派・貨幣数量説の発展を歴史的事例に重ね合わせて検証 経済学は経験科学だから、歴史的事例で経済学を語ると著者は言う。タイトルの「マネーの理論」とは、貨幣数量が物価を決めるという理論だが、私と同業のエコノミストに、貨幣数量が物価を決めると思っている人はほとんどいない。おそらく、そう考えている人間は、経済学者や金融実務家のなかでも少数派だ。 本書は、このマネーと物価の理論を、歴史的事例によって説明していく。採用される事例は、一六世紀の新大陸の金銀流入によるインフレ、一九世紀後半英国ビクトリア女王時代の緩やかなデフレ、一九二〇年代のハイパーインフレ、昭和恐慌、幕末開港期の金流出、江戸時代の貨幣改鋳など興味深いものばかりだ。 理論の説明は、マネーが物価を決めるという単純な数量説から出発して、将来のマネーの量に対する期待が物価を決めるという現代の数量説にたどり着く。数量説は、各時代の出来事を考慮すべき新しい現実として受け入れながら発展してきたことが説明される。こうした理論の発展と現実を結び付ける手際は見事というしかない。 本書には興味深い歴史の事例がほかにも多々あるが、歴史という言葉に引かれて本書を手に取った読者が特に魅了されるのは、江戸時代の貨幣改鋳だろう。 貨幣改鋳とは一般には貨幣の中の貴金属の量を減らすことだから、貨幣が増えてインフレになる。しかし、インフレは、実質生産を増大し、また、所得分配を変化させることにもなる。この所得分配の変化が、江戸の経済政策の評価にどのように影響を与えたかの考察は、独創的、周到、かつ現代的意味を持つすばらしいものだ。 あえて疑問を呈すると、幕末開港期の金流出を、金銀比価を日本に不利な取り決めにしたことと評価しているところだ。 貿易が始まれば、さまざまな物資の交換比率が変わるのは当然だ。人為的な金銀比価で利益を得た外国人は多かったろうが、投機能力の高い江戸の商人も利益を得たのではないか。幕府がこのような投機を制度的に難しくしていたとしても。【評者 原田 泰 大和総研チーフエコノミスト】 --「週刊ダイヤモンド」、2007/10/20 著者について 駒澤大学経済学部准教授。1975年東京生まれ。東京大学経済学部 卒業、同大学大学院博士課程単位取得中退。内閣府経済社会総合研究所、参議院 第二特別調査室等で客員研究員を歴任。専攻は経済政策。 著書に『経済学思考の技術 論理・経済理論・データを使って考える』(ダイヤ モンド社)、『ダメな議論 論理思考で見抜く』(筑摩書房)、共著に『昭和恐 慌の研究』(東洋経済新報社、第47回日経・経済図書文化賞受賞)、『論争 日本の経済危機』『ゼミナール経済政策入門』(以上、日本経済新聞社)などが ある。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 飯田/泰之 駒澤大学経済学部准教授。1975年東京生まれ。東京大学経済学部卒業、同大学大学院博士課程単位取得中退。内閣府経済社会総合研究所、参議院第二特別調査室等で客員研究員を歴任。専攻は経済政策。共著に『昭和恐慌の研究』(東洋経済新報社、第47回日経・経済図書文化賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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イメージと違う、必要でなくなった等、お客様都合のキャンセル・返品は一切お受けしておりません。
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歴史が教えるマネーの理論
【ブランド名】
飯田 泰之: author;
【商品説明】
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(中古品)歴史が教えるマネーの理論//飯田 泰之: author; /内容紹介
経済学を歴史的な事例から語る----「マネーと物価」「為替レー
ト」「金融政策」を、産業革命・江戸幕府の政策・昭和恐慌などの歴史的エピ
ソードでわかりやすく解説。
読むだけで理論の仕組みや考え方を理解できる。
●本書の構成
第1部 貨幣数量説の栄光と挫折
<物価とマネーの関係>
○16世紀 価格革命
○19世紀後半のヨーロッパ経済
○第一次世界大戦後のハイパーインフレーション
○昭和恐慌からの回復期の物価変動
第2部 為替レートの悲劇と喜劇
<異なるマネー間の交換----為替について>
○90年代の為替レートとソロスチャート
○戦前から戦後復興期の昭和経済史
○幕末開港期の通貨投機(江戸後期)
第3部 金融政策
<金融政策とは、結局マネーとは何なのか>
○江戸後期の貨幣と景気、経済政策
[特別対談] 佐藤雅美×飯田泰之
○江戸時代に見る、景気と貨幣のメカニズム
年表、索引つき
内容(「BOOK」データベースより)
経済学を歴史的な事例から語る。「マネーと物価」「為替レート」「金融政策」の仕組みを価格革命・江戸幕府の政策・昭和恐慌などの歴史
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