楽譜 リコーダーピース シックハルト アルトリコーダーソナタ ニ短調 作品1−2 / リコーダーJP
409998481
商品説明
リコーダー曲集
【詳細情報】
★冊子
・スコア冊子(曲目解説、アルトリコーダー運指表つき) 20ページ
・別冊リコーダーパート譜 8ページ
★付属CD 内容
(1)各楽章の伴奏
(2)伴奏にリコーダー演奏を合わせた演奏例
(3)各楽章につき(1)と異なるテンポによる伴奏をいくつか収録
(4)上級者向け「バロックピッチ(A=415Hz)」による伴奏
※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(デジタルサンプリング音源使用)
★収録曲の難易度(指回り難度)
第1楽章 B2
第2楽章 A2
第3楽章 C1
第4楽章 B1
第5楽章 C1
第6楽章 C1
★解題★
J.C.シックハルトの「アルトリコーダーと通奏低音のためのソナタ 作品1」(全7曲)は、1710年ごろまたはそれより早くに、アムステルダムのLogerから出版されました。デビュー作にふさわしい力のこもった作品集です。
★解説★
6つの楽章から成り、小粒な作かと思っていると、奥の楽章はかなりズッシリと重量感があり、演奏しがいのある作品になっています。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。付点の跳ねるリズムをまじえて進み、ちょっと足取りの重いマーチのようなおもむきがあります。フリギア終止で第2楽章を呼びます。
第2楽章はグラーヴェ(重々しく)、2分の3拍子。第1楽章でリコーダーは「高いド#」で終わるのですが、この楽章は半音下の「高いド」で始まります。調性も今ひとつはっきりしたい感じで、ためらいながら進んでいくような独特な開始から、少しずつ音域を下りながら歌い継ぎ、最後は再びフリギア終止。
第3楽章はアレグロ(快活に)と指定された4分の4拍子。シックハルトが好んだ快速感のあるアルマンドで、技巧的な華やかさも含んでいます。また、前半最後のフレーズ、後半最後のフレーズには「おまけ」の1小節が追加してあるのが印象に残ります。
第4楽章は2分の3拍子で、ウン・ポコ・プレスト(やや速く)と指定されてはいますが、そう速いテンポの曲ではないでしょう。「あまりゆったり演奏するのではない」ことを示しているだけかと思います。付点の跳ねるリズムを基調に音楽を進めます。
第5楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、4分の3拍子です。100小節を超える長大な楽章で、冒頭に示されるテーマと、2声部を一人で奏するジグザグ音型のモチーフをおもな素材として、ときどき景色を変えながら音楽が進みます。
第6楽章は8分の6拍子のジークで、アレグロと指定されています。歯切れ良く弾むかと思うと少し歌に傾き、突然16分音符も登場して小気味良い快速感が味わえたりと、演奏する楽しさにあふれています。後半にはシックハルトらしい少し奇抜なモチーフも登場します。本作の白眉。
★試聴ファイル★
リコーダー: 石田誠司
通奏低音(電子楽器): 石田誠司
※カッコ内の表示は「指回り難度」です。
第1楽章(B−2)
第2楽章(A−2)
第3楽章 (C−1)
第4楽章(B−1)
第5楽章(C−1)
第6楽章(C−1)
・版型:A4
・総ページ数:20
・ISBNコード:9784862668523
・JANコード:4571325248478
・出版年月日:2019/12/01
【収録曲】
・ソナタ ニ短調 作品1−2
作曲:J.C.シックハルト
※収録順は、掲載順と異なる場合がございます。
■管理コード:4571325248478