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うきうきワインの玉手箱
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アードモア蒸溜所はアバディーンシャーのボギー川の東側、ケネスモント近郊にある。スペイサイドモルトとして語っている文献も多いが、蒸溜所の職人たちは「ここはハイランドであり、ハイランドモルトだ」と断言する。牧歌的な丘陵地の風景は、人を懐かしい優しいこころ持ちに誘う。近郊にはクラッシュインダーロックの森もあり、たっぷりの自然に包まれている。この地周辺は大麦の産地であり、ピート、清冽な水の供給が容易で、鉄道の便もよく、ウイスキーづくりに最高の環境といえる。蒸溜所の守り神は鷲(わし)。「アードモア レガシー」のラベルには蒸溜所上空を悠々と舞う鷲の姿が描かれている。
創業は1898年。ウィリアム・ティーチャーの息子アダム・ティーチャーが自社ブレンデッドウイスキー「ティーチャーズ ハイランドクリーム」のモルトウイスキー安定供給のために蒸溜をはじめ、現在もキーモルトとして貢献しつづけている。かつてはシングルモルト市場にあまり流通しておらず、カルトウイスキー的な存在だった。「ティーチャーズ」のためのスモーキーなモルトづくりは変わることがない。ブレンドに使われるその香味は、ピーテッド麦芽を使用した心地よいスモーキーさと、麦芽を効かせた甘くスケールの大きい味わいとの評価がある。ハイランドの伝統的な香味スタイルを象徴するモルトウイスキーとも表現され、しなやかなピーティーさや果実味、複雑さを抱いている。
歴史的にブレンデッドウイスキー「ティーチャーズ」のキーモルトとして製造されてきたこともあり、アードモア蒸溜所についての情報がこれまで一般に知られることは少なかったといえよう。アードモアでは、原料の大麦は伝統的に地元アバディーンシャー産を使用しつづけている。そして1975年まではアードモア蒸溜所内で製麦をおこなっていた。それ以降はモルトスター(麦芽製造会社)に委託している。現在はピーテッドとノンピーテッドの両方の麦芽を使用している。モルトスターに委託してはいるが、ピーテッド麦芽の場合、使用するピートはもちろん地元産である。蒸溜所から直線距離で60kmちょっと離れたセントファーガスで切り出したピートを使用する。古典ともいえるハイランドスタイルを守りつづる蒸溜所といえる。
仕込み水は蒸溜所北に位置するノッカンディの丘に湧く清冽な水を使用。麦汁を得る糖化には7時間余りをかける。発酵槽はダグラスファー(米松)の木桶発酵槽で14基。ディスティラー酵母で53時間をかけて発酵し、アルコール度数8.6または8.7%の醪(もろみ)をつくる。蒸溜器は初溜4基、再溜4基の計8基。初溜液のアルコール度数は25〜26%。再溜でアルコール度数68%のニューメイクを得る。オニオン型の蒸溜器で蒸溜したニューメイクは1st.フィルのバーボン樽に詰められる。また、いまでもクォーターカスクでの熟成をおこなっている。これはバーボン樽を解体して製樽し直した約127?の小樽。大昔に馬の背に乗せやすいことから生まれた樽であり、現在は使用されことは稀となってきている。時にポートワインに使われたパンチョン樽でも熟成をおこなう。貯蔵庫はアードモア蒸溜所とティーチャーズ社のあるグラスゴーの2カ所にある。このように麦芽の違いも含め、多彩な香味を育んでいることに間違いない。
アードモア レガシー
ハイランドの気候風土がもたらす要素が凝縮されたようなシングルモルト。しかしながら重くはなく、朗らかでスパイシーな切れ味ある。甘く輝くような高揚感のある味わい。独特の優しく柔らかいスモーキーフレーバーはピーテッドとノンピーテッドの麦芽2種を使った絶妙なバランスから生まれている。ノンピーテッド麦芽が加わることで、ハイランドの伝統の香味に、より洗練されたライトな感覚をもたらしている。
ピーテッド麦芽とノンピーテッド麦芽を使用。ピーテッド麦芽のフェノール値は12〜14ppm。ライトで爽やか、柔らかいスモーキーさ。甘い香りのなかに繊細なピート香。クリーミーなバニラ様にスパイシーさも潜む。
明るい黄金色。シナモン・トフィー・はちみつ・繊細なピート香。クリーミーなバニラ・スパイスの味わい。シルクのような後味が長くつづく。
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